2023年7月31日(月)
『はいやく社員のオンとオフ』~第4回・新人薬剤師研修~
こんにちは、若手育成委員会の佐藤です。
暑さが厳しく、熱中症アラートが出ていますね。
熱中症アラートとは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指数です。人体に熱吸収に与える影響の多い湿度、日射・輻射などの周辺の熱環境、気温の三つを取り入れて暑さ指数(WBGT)というものを出します。
暑さ指数(WBGT)は、熱中症にならないように注意するための「ものさし」です。
参考程度ですが、
WBGT 31以上は危険
WBGT 28-31は厳重警戒
WBGT 25-28は警戒
WBGT 25未満は注意
上記のように区分されています。
○参考サイト:環境省・熱中症予防情報サイト「暑さ指数について」
https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
現在の静岡県の日中の時間帯はWBGT 31を超えているので、特に注意が必要です。
さて、先日、社内向け研修の新人研修を開催しました。内容は「効果判定」です。
新薬が出たときや、普段から服用されている薬の効果について調べる際に、その薬がどのような患者さんを対象として治療効果判定されたのか、その試験内容を確認するという講義でした。いわゆる、測定に使う「ものさし」をしっかり認識しながら、どのような患者さんを対象とした試験をおこなったのか確認しようという内容です。
別日に外部講師をお招きして、測定デザインの3要素、測定の検証、変数など勉強したうえでの研修でした。論文、インタビューホーム(IF)、添付文書、製品情報概要など見るポイントを学んだ講義でした。
新人薬剤師には、「薬」について判定する視点を増やし、客観的な立場からも見れるよう成長を期待しています。