2022年12月15日(木)
『栄養士活動』~吉田町地域包括支援センター 介護者のつどい 簡単な食事の準備について~
こんにちは。管理栄養士の枝村です。先日、吉田町地域包括支援センターさんが行う家族介護教室「介護者のつどい」に講師として参加させていただきました。
「簡単な食事の準備について」というテーマで、毎日の食事をバランスよくかつ調理者の負担軽減を目的とした以下のような内容をご用意しました。
・なぜ、“バランスの良い食事”を摂るべきなのか
・高齢者にとって大切な栄養素やその摂り方
・缶詰やレトルトの活用、おすすめ常備食材の紹介・調理例
今回の資料として“10食品群チェックシート”を食事の振り返りツールとして紹介しました。これを使うことで一週間~10日程度で10食品群のうち不足しがちな食品群の傾向に気がつくことができます。不足しがちな食品群をカバーするためにチェックシートに対応した簡易買い物リストから自分で買い物メモを作成して、不足を補う実践をしていくというものです。
栄養のバランス改善(課題)において「計画・実行・評価・改善」のサイクルを効率的に回すために<自分の傾向>を知ることは重要です。
私がこのような講習や栄養相談で大切にしている点は「何か今日から自分にできること一つ」を見つけていただくことです。帰りにスーパーで〇〇買ってみよう――それが改良改善への第一歩になります。
食べるということは私たちが生きるために欠かせない“営み”であり、精神的な健康にも大きく影響することを大前提に、生涯を“たのしく、おいしく”感じられるようなお手伝いができたら幸いです。
受講者さんの声として、「魚の缶詰はもらうけれども何かと一緒に調理するという発想はなかった、簡単だから試してみようと思う」といった感想をいただき大変嬉しく思いました。