こんにちは、なごみ薬局佐々木です。

先日、吉田牧之原ケアマネージャー連絡会様にお招きいただき、「高齢者に使われる薬の特徴と注意点」についてお話しさせていただきました。
高齢者は複数の疾患を合併しやすく、多剤併用になりやすいです。また、肝臓や腎臓などの身体機能も低下しているため、薬の代謝・排泄に遅れが生じて副作用のリスクも高くなります。そのような理由から、高齢者の服薬には一段と気を遣ってフォローしています。

今回は特に要望の多かった糖尿病治療薬、睡眠薬の副作用予防についてお話しをしました。
糖尿病治療薬を使っている患者さんには規則正しい食生活を送っていただくのが基本ですが、独居の高齢者であったり、食欲にムラがあったりして、なかなか理想的な食事が出来ていない場合も少なくありません。そこで、ケアマネさんから患者さんの食事状況を教えていただき、医師や薬剤師からは薬の特徴と食事に合わせた調節についてなどを説明するという連携が必要になってきます。
しっかり食べていますよ、と患者さんからは聞いていたのに、ケアマネさんに聞くと茶碗半分も食べていなかった、というケースも過去にはありました……。医師や薬剤師が想定しているより少ない食事量で薬を使用してしまうと低血糖のリスクが大きくなるので、ケアマネさんからの情報は非常に大切です。

私はなごみ薬局に4年ほど勤めていますが、その中で顔見知りになってお互いに相談し合えるケアマネさんもいらっしゃいます。ですが、まだまだ連携の輪は広げられると思っています。今回はオンラインでの開催だったのですが、このような研修会で色々な方と知り合い、関係性を作っていきたいです。