2020年7月27日(月)
『はいやく社員のオンとオフ』~PCAポンプ研修~
こんにちは。
スキルアップ委員会です。
スキルアップ委員会は、主にふたつの活動を行なっております。
①『外部講師を招いての定期的な薬剤師全体研修』を企画運営
②『法律の変更や、社会から求められていることに対応するための研修』を企画運営
先日、②になるPCAポンプ研修を実施しました。
研修内容は『PCAポンプの使用方法を学び、処方箋が発行された時にも対応できるようにする』です。
PCAとはPatient Controlled Analgesiaの略で、日本語で「患者自己調節鎮痛法」と訳されます。
患者さんが痛みを感じた時に、御自身で操作して、安全かつ効果的な量の鎮痛剤をすぐに投与できます。
PCAの導入により、患者さんは医療関係者が来るまでの間、痛みを我慢する必要がなくなります。
この機械には、患者さんが過剰に使用できないようにする設定もあり、患者さんの安全を守ってくれます。
今回の研修はPCAポンプを販売しているメーカー様にお願いをして、説明書を用いた使用方法の説明と、デモ機を使用した実技指導を行いました。
丁寧に説明書が記載されているため、確認しながら使用すればできそうですが、実際に使用してみると理解できていない箇所がわかります。
正しく使用できていないとアラームがなってしまったり、次の工程に進めない仕組みになっていました。
私は、昨年の11月にも同じ研修を受けておりますが、それ以来使用していなかったため、正しく扱っているつもりでもアラームがなってしまい、戸惑ってしまうことがありました。
今回、初めて研修を受ける方もいましたので、説明を聞きながら「へー」、「あー」などと驚きながら研修を受けていました。
なかにはアラームがなってしまい、講師の方に助けてもらうことや何度も説明書を見直すなど、苦労している方もいました。
まだまだ使用頻度が少ないため、定期的に使用方法を確認しておくことが大切になります。
質疑応答では、説明書に記載がない細かなことや、使用状況など積極的に確認していました。
今後は無菌調剤室の利用に向けた研修を行う予定です。
今まで以上に様々な処方に対応できる薬剤師となれるよう研修を今後も企画運営していきます。