2018年11月13日(火)
『はいやく社員のオンとオフ』~島田市お達者講座~
こんにちは。六合ひがし薬局の森下です。
インフルエンザの患者さんも少しずつ増えてきています。外出時のマスクや、外出後のうがい手洗いなどの予防をおすすめします。
さて、先日、島田薬剤師会の方で定期的に行われている「お達者講座」にて、「腎臓と薬」についての講演を行いました。これは地域の方向けの健康講座でしたが、腎臓の仕組み、役割、腎臓の機能が落ちるとどんな障害が出るかや腎臓に負担のかかる薬はどんな物があるかなど非常に難しい内容でした。
薬の中には腎機能によって厳密に量が決まっている薬もあるので、検査値の中の「クレアチニン」及び体重や年齢などを考慮して導き出された「eGFR」が腎臓の機能の把握には非常に大事であること、また尿タンパクの量によっても腎機能の程度が把握できるなどをお話ししました。
聴衆からの質問には、どんな症状があれば腎臓の機能が弱っているとわかるの?と聞かれたので、排尿回数の増減や血尿、むくみが一番わかりやすいとお答えしました。
高齢になれば腎機能が落ちてくるのは自然のことであり、自覚症状の把握、検査値の重要性を含めた「腎臓と薬」についてわかりやすくお話しするのは非常に大変でした。
自分の理解がないと、内容を正確にわかりやすく伝えることができないので、それを再確認できた講演であり非常に充実した時間でした。お話しした内容がご参加者の皆さんの疑問解決に繋がったり、今後の健康に少しでも役立っていたら幸いです。今後も積極的に講演など行っていきたいです。