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健康ブックスバックナンバー

健康BOOKSバックナンバー(2005年)

2005年12月
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©成美堂出版
No.032( 2005.12 )

書籍名/からだのしくみ事典
監修/浅野伍朗
出版社/成美堂出版
価格/1500円+税

皆様は、体のしくみについて疑問をもったことはないでしょうか。
家庭の医学とは違いこの本では、私たちの身体がどのような組織や器官で構成され、どのような役割を担っているか、また、これらの器官と関心の高い病気についても記載してあるので理解しやすく、カラー図解で人体を解説してあり、とても読みやすい本です。本も厚すぎず飽きがこないのも良いです。
病気を理解することの第一歩は、まず身体のしくみを理解することが大切であると思いました。健康な方でも、コラムなど興味を引く記事もあると思いますので一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

(静波薬局 生駒)


2005年11月
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©日本実業出版社
No.031( 2005.11 )

書籍名/病院のしくみ
監修/木村憲洋 川越満
出版社/日本実業出版社
価格/1400円+税

昨今の健康ブームで病気についての解説本は多く見られますが、この本はズバリ、病院のしくみの分かる本です。病院についての基礎知識や、病院内で働く医師・検査技師の仕事内容を漫画化してあったり、最近よく耳にする、PET、広く知れ渡っているCT、MRI、内視鏡といった各検査の手順・原理がイラスト化されたりするなど、医療従事者以外の方にも病院の事がやさしくわかるような工夫がいっぱいです。病院と診療所の違い、「紹介」が行われる理由、医療ビジネスのトレンド、また、病院の収支構造、診療報酬など、お金にまつわる話も載っていて、思わず「へぇ~」「なるほど」がいっぱいです。
医療関係の本にありがちなショッキングな表現にならず、中立的立場で意見が述べられているので、とても理解しやすい役立つ一冊になると思います。

(細江薬局 長田)


2005年10月
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©法研
No.030( 2005.10 )

書籍名/睡眠時無呼吸症候群がわかる本
監修/成井浩司
出版社/法研
価格/1300円+税

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中、一晩に何十回も呼吸が止まってしまう病気です。日中の眠気が事故を起こすだけでなく、放っておけば高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを併発させる危険性があります。また、問題なのはSASが発見されにくい病気であることです。夜間に呼吸が止まっていることに、本人はほとんど気づくことはないからです。日本では約300万人がSASではないかと疑われています。しかし、治療を受けている人はわずかに6万人程度です。
この本には、呼吸が止まるメカニズムから、どんないびきが危ないのか、どのような人がなりやすいか、合併症、検査と診断、治療方法まで分かりやすく書かれています。SASだと気づかずに放置してしまうことが一番恐ろしいことです。「熟睡感がない」「昼間の激しい眠気」などの自覚症状のある方だけでなく、それ以外の方にも一読していただきたい一冊です。

(坂部薬局 村田)


2005年9月
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©主婦と生活社
No.029( 2005.9 )

書籍名/薬の?(ハテナ)がわかる本
監修/森川明信
出版社/主婦と生活社
価格/1300円+税

私は30年近く薬剤師をしておりますが、その間に経験した患者様の疑問や悩みは実に多様で、本当に考えさせられることも多くありました。
人は年齢や生活歴などにより、様々な条件が加わり、薬の質や量も変わります。そしてその都度、新しい疑問や問題が発生します。
そのひとつひとつに充分な回答や解決法は提示できないにしても、辞書のように薬の疑問に答えてくれる本があればいいのに・・・と思っていましたが、この本はかなりその目的を達することができると思います。
何故?どういう意味?もっと良い方法はないの?等と思った時に手にとってください。「家庭の医学」類の横に備えておくと便利かと思います。

(仲町薬局 北川)


2005年8月
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©講談社
No.028( 2005.8 )

書籍名/健康の地図帳
監修/大久保昭行
出版社/講談社
価格/4200円+税

こんな症状が気になるが医師の診療を受けるべきかどうか、困ったことはありませんか?生理的な反応と病気の初期症状とを区別し、医師の診療を受けるべきかどうかを自ら判断しなければならないことがあると思います。この本は、その判断材料としてとても役立つと思います。体の働きについて正確で見やすいカラーイラスト・図版・写真を用いて、こんな症状が気になるとき、どんな原因の可能性があるのかについては、チャートやグラフを用いてわかりやすく説明されています。病院で受ける検査についても、検査の意味が理解できるように図解されています。特にカラーイラストは大きく、とてもリアルで眺めているだけで楽しいです。より健康な生活を送る上で欠かせないものは、病気の予防と病気の早期発見です。早期診療のカギとなる病気の初期の反応は、やはり自分自身がしなければなりません。病気の初期症状を知ることは、自分の健康を自分自身が守ることにつながります。いろいろな病気の初期症状を知りたい方、気になる症状がある方にお薦めです。眺めるだけで楽しいこの健康の地図帳をぜひ手にとって見て下さい。

(神戸西薬局 村松)


2005年7月
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©三笠書房
No.027( 2005.7 )

書籍名/子どものアトピー ぜん息 アレルギー
    「免疫力」をつければ必ず治る
著者/福田稔 伊藤泰雄
出版社/三笠書房
価格/1300円+税

私にはもうすぐ3才になる息子がいます。子どもを保育園に預けて働いている、ということに以前から罪悪感を感じていたのですが、更にこのごろ子どもにじんましんが出るようになり、「やっぱりストレス?」と思っていたところに出会ったのがこの本です。
この本には、どうしてストレスや生活の乱れが病気を引き起こすのか、ということはもちろん、どんな生活をしていると病気にならないのか、という生活のポイントが書かれています。毎日の事で大変ですが、ご飯に玄米を混ぜる、指をマッサージする、など、簡単な方法も載っていて、大人にも効果があるそうです。
アトピーや喘息のアレルギー疾患や、原因不明の免疫疾患でお悩みの方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。

(片岡薬局 中山)


2005年6月
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©法研
No.026( 2005.6 )

書籍名/健診でコレステロール・中性脂肪が高めですよと言われた人の本
著者/奈良昌治 中村治雄
出版社/法研
価格/1200円+税

健康診断で、「血圧が高い」あるいは「血糖値が高い」といわれた方は、これは放っておいては大変と、「薬を飲まなきゃ」「食事に気をつけなきゃ」と思われることでしょう。でも、「コレステロールや中性脂肪が高い」といわれても、自覚症状がない為、危機感をもたれる人は少ないと思われます。
ところが、そのまま何もせず、放っておいた時のリスクは、高血圧症や糖尿病と同じように高く、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった事態をひきおこしてしまいます。そうならないために「コレステロールが高め」とはどういうことか、放っておくとどうなるか、なぜ高めになってしまうのか、正常値に戻すためにはどのようにしたらよいか、などがこの本に分かりやすく書かれています。
現在、治療中の方も、また予備軍の方も、病状を進行させないためにどうすればよいか、いい材料となることでしょう。

(波津薬局 木村)


2005年5月
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©講談社
No.025( 2005.5 )

書籍名/高田明和の40歳から「賢い脳」を作る「脳トレ」ノート
著者/高田明和
出版社/講談社
価格/1300円+税

「おもいっきりテレビ」等、健康番組で大活躍の高田明和先生の本です。40歳を過ぎると、140億個もあるといわれる脳細胞は、毎日10万個から20万個も死滅するそうです。我々の体は、脳の指令で見えるものを認識し、それに対して、体を動かすよう反応しているので、脳が障害されると、様々な不便が生じます。
この本は、生理解剖学的な立場から、脳の働きを分かり易く解明しています。最近は、脳細胞も増殖するという報告もあります。いかにして、脳の働きを維持し、鍛えるか、そのためにはどのようなトレーニングをすればよいかを、具体的な例をあげ説明しています。脳梗塞になっては何もなりません。生活習慣を見直すと共に、脳トレーニングをして、脳の老化を防いで、楽しく脳内活性化物質を出す訓練をしましょう。

(御前崎薬局 岡本)


2005年4月
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©日本放送出版協会
No.024( 2005.4 )

書籍名/NHKきょうの健康 2003年8月号 No.185
出版社/日本放送出版協会
価格/476円+税

健康ブームによりTVや本等では病気に関するものが取り上げられる機会が多くなりましたが、こんな一冊いかがでしょうか。病気の原因、診断法、治療法、日常生活の注意点など、気になる情報の知りたい部分をイラストや写真入りで専門医が分かりやすく、丁寧に解説しています。また、健康増進の為のダイエットやさまざまな病気の予防法など、病気にならない為の情報も盛りだくさんです。1回読んだだけでは理解が難しい方は、同じ内容のものをNHK教育で患者の立場に立った分かりやすい解説をしてくれるので、理解しやすいと思います。最新の健康の話題や季節ものの病気も解説しているので、健康な方にも読んでいただきたいです。本書は月刊誌ですが、図書館にも置いてあるのでいかがでしょうか。

(相良北薬局 小林)


2005年3月
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©新日本出版社
No.023( 2005.3 )

書籍名/老いてはつらつ
著者/橋本宏子
出版社/新日本出版社
価格/1400円+税

私は52歳です。常々、多くの人々が自分の年齢を隠すのは何故?自分の歴史を否定しているように、時に思ってしまうのでした。そんな時、私の目を引き付けた「老いてはつらつ」のタイトル。すぐに購入してしまいました。この本を読んだ皆様の「私は○○歳です。」と言っている声が聞こえそうです。この一冊の中で沢山の素敵な言葉に出会えました。「高齢者だって発達する」「発達は個人の生涯のあらゆる時点で起こる」「生命の限界が見えてきた時、無駄なく、大切に使おう、というやる気が生まれてくるのです」 人生の後半の生活に夢を持って送る為の策にも沢山めぐり会えます。眼鏡のこと、靴を選びフットワークを軽くすること、補聴器のこと、歯のこと、筋トレのこと、食事のことから介護、住居のことまで・・・・・。著者のように生きるのではなく、ご自分の為の一節を見つけてみませんか。

(東薬局 法月)


2005年2月
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©幻冬舎
No.022( 2005.2 )

書籍名/元気
著者/五木寛之
出版社/幻冬舎
価格/1429円+税

「お元気ですか。」と人は良く言います。しかし、元気とはただ今病気ではないと言うことではありません。著者はいう。『元気はこの宇宙にすべてのものの根元のエネルギーであり、自分とは自然の分身で、「元気」の海によって生みだされ、「元気」の海に還っていくものだ。』と。そして、『人はもともと病める存在である』と。そう考えると、いやでも元気を求める気持ちが湧いてきます。病める人間ほど、真剣に元気を望むものだから。あたえられた「天寿」をフルにいかして生き切ることが、人間にとって何よりも大事だと思います。あたえられた「天寿」を100パーセント生かし尽くすことこそ、本当の「長命」というのであります。病んだ時代に、元気に生きることは至難の業ですが、この本を読んで、「元気」に生きるヒントとしていただければと思い、ご紹介させていただきました。

(牧ノ原薬局 石川)


2005年1月
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©新潮社
No.021( 2005.1 )

書籍名/痛みのサイエンス
著者/半場道子
出版社/新潮社
価格/1100円+税

痛み。大小感じ方は差はあるでしょうが、経験のない方はほとんどいないでしょう。できることなら、痛みは避けて生活していきたいものです。急速な高齢化を迎える中では、体力的また病的に痛みを避けたい状況が多くあるようです。 痛みに対してしっかりした認識を持つことで、体が発する警告サインを間違えないようにすることができれば、今後生活していく上でとても有効でしょう。
痛みを我慢しているとその後の痛みが長引きます。病気によっては、痛みや炎症の初期段階での症状の軽減が、今後の治療に重要であるということが、本書にもしっかりと書かれています。長引いている痛み、それは体の発している警告とは異なるサインかもしれません。本書を読んで、自分の痛みとの付き合い方を確かめてみてはいかがでしょう。

(五和薬局 河原崎)