健康BOOKSバックナンバー(2006年)
2006年12月 | |
©出版文化社 |
No.044( 2006.12 )
書籍名/死ぬ権利と生かす義務 |
安楽死もしくは尊厳死について書かれた一冊を紹介します。誰もが痛みも苦しみもなく安らかな死を迎えたいと願う中、全身チューブにつながれて痛みを享受しながら生きるのか、自らの意思で尊厳を貫くのか、医療の進歩と共にその選択は難しくなっています。家族とのつながりや、本人の価値観などいろいろな問題があり、簡単に答えがみつかるものでも答えが導けるものでもありません。この問題に対してどういう選択をするにしても、医療の選択権は患者自身にあるのだと痛感した一冊です。 (白羽薬局 村松) |
2006年11月 | |
©講談社 |
No.043( 2006.11 )
書籍名/医者以前の健康の常識 |
自分の思っている健康についての常識は本当に正しいのでしょうか?以前から言い伝えられていたり、家族から聞かされていたことがもし間違っていたとしたら・・・。 (波津薬局 澤入) |
2006年10月 | |
©ベネッセコーポレーション |
No.042( 2006.10 )
書籍名/最新版 妊娠大百科 |
最近、出生率増加のニュースを耳にします。それと同時に幼児虐待や若年者による犯罪も毎日の様に報じられています。私自身、二人の子を持つ父親として考える点は多くあります。 (金谷栄薬局 佐藤) |
2006年9月 | |
©三輪書店 |
No.041( 2006.9 )
書籍名/創傷治療の常識非常識 |
「もう治ってるー。3倍も早く傷を治す絆創膏…。」というテレビコマーシャルを皆さんはご覧になったことはありますか?または、すでにその商品を使ったことはありますか?エッ?傷が治るのが早いの?と興味をひかれ本当なのかな?と疑問に思うかもしれません。コマーシャルによると従来の絆創膏を貼るよりもこの商品を使った方が早く傷が治るそうです。では、なぜ傷が早く治るのでしょうか?この疑問を簡単に答えられる人はまだ少ないと思います。恥ずかしいですが医療従事者でも全員は答えられないでしょう。なぜなら、その治療方法は今までの概念とはまったく異なる発想だからです。その今までの治療法と比べるとより早くより痛みの少ない新しい傷の治療法について書かれているのが今回紹介させていただく書籍になります。著者は有名な夏井睦先生です。内容は少し難しいかもしれませんがおもしろい例えがいっぱいでてきて「なるほど。」と、うなずいてしまう内容です。この本を読み終わったら知り合いにこの新しい治療法を紹介したくなります。そして、もちろん自分が転んで怪我をしてしまった時にはこの新しい治療法を実践してしまいます。ぜひ皆様もこの本を1度読んでみてください。 (川根薬局 村田) |
2006年8月 | |
©インプレス |
No.040( 2006.8 )
書籍名/あなたのための食べる食育 |
現在私たちの周りには食べ物があふれていて、24時間何かしら食べられる状況にあります。にもかかわらず、必ずしもバランスよく食べられていないことが多いです。時間がないから、仕事が忙しいから・・・理由はいろいろありますが、あまりに便利になりすぎて私たちの「食」そのものが疎かになっているのでは?という気がします。 (港薬局 中島) |
2006年7月 | |
©主婦と生活社 |
No.039( 2006.7 )
書籍名/人間ドックの愉しみ方 |
この本を読み終えたとき、「お母さん、人間ドックって受けたことある?」。私の口から自然とそんな言葉が出ました。 (わかば薬局 岡本) |
2006年6月 | |
©高橋書店 |
No.038( 2006.6 )
書籍名/血液をサラサラにして健康になる! |
最近、生活習慣病という言葉を耳にするかと思います。高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風および動脈硬化症などがあげられます。これらは、血液の状態が悪いことを意味しています。つまりドロドロ血液タイプといえましょう。そこで、これらを予防、改善していくために服用している薬だけでは、効果をあげるのに限界があります。本書は生活面、特に食事および運動について示しています。血液をサラサラにする健康レシピを掲載していますし、運動については、個々の生活パターン、運動したくても外での運動は無理といた方に合わせて選択できるようにイラストまで詳しく書かれています。一度ご覧になってはいかがでしょうか? (岡部南薬局 島田) |
2006年5月 | |
©法藏館 |
No.037( 2006.5 )
書籍名/脳死の人-生命学の視点から |
先日、桜が咲く前に脳死を経て従兄弟を亡くしました。移植をしないと家族が決めた後のことでした。「移植ってどう思う?」と家族に聞かれ、自分の考えが明確ではないことに痛感しました。そこで、本来であればこのような状況になる前の健康なうちに考えておきたい、また、多くの人に知って頂きたいという思いで探した一冊です。この本の中で「脳死とは人と人との関わり方である」と何度か訴えている筆者の言葉がとても印象的です。また、1989年に出版したと思えない程新しい考えで、現在の方向に近いようです。この本を読み終えた時点で脳死・移植に対する考え方が変わることでしょう。その場その場で考え終わらせることではなく、考えつづけなければならない事だと私は思います。その手助けとなる本だと感じます。そして、いろんな人と話し合ってみてはいかがでしょうか。 (あお空薬局 齊藤) |
2006年4月 | |
©法研 |
No.036( 2006.4 )
書籍名/ストレスチェックノート |
今の世の中、子供から大人まで日常色々なストレスを感じ生活しています。しかし、ストレスが長時間かかることで色々な疾患に発展していく可能性があります。皆さんはストレスを受けて精神的に疲れると眠れない、胃が痛い、おなかの具合が悪い等の体の不調が現れた経験はありませんか?このような症状がある時はストレスが貴方をむしばんでいる危険信号です。心身共に健康である為には原因となっているストレスをできるだけ早く取り除きたいものですね。 (大津薬局 増井) |
2006年3月 | |
©講談社 |
No.035( 2006.3 )
書籍名/好きになる生理学 |
初めて生理学を学ぶ人でも理解できるように、生理学をわかりやすく、且つ、楽しく解説している本です。内容も充実していて、マンガ、イラストもところどころに含まれており、文書も難しくなくないので読みやすいです。一見難しそうな内容だなと思っても、身近なことに置き換えて例えられているので理解しやすく、記憶にも残りやすいです。 (吉田薬局 皆川) |
2006年2月 | |
©法研 |
No.034( 2006.2 )
書籍名/正しい治療が分かる本 |
皆様は「EBM」という言葉を聞いたことはありますか?聞き慣れない言葉だと思いますが、これは「科学的根拠に基づく医療」という意味です。お医者様から薬を処方されるには必ず「根拠となる理由」があるはずです。それを知るには本書がとても役立つと思います。自分がどんな病気でどんな治療を受けているかを納得してお薬を飲んでいただいた方が、治療効果が上がるというデータもあります。是非、ご自分でも興味を持たれて、本書を活用してみてください。難しい内容を分かりやすく書いてあります。様々な病気に対する治療薬が書いてありますので、きっと参考になると思います。 (吉田南薬局 池田) |
2006年1月 | |
©KKロングセラーズ |
No.033( 2006.1 )
書籍名/読むだけで絶対やめられる 禁煙セラピー |
タバコは健康を害します。タバコを吸わない人はもちろん、吸っている人でさえ、その事実を知らない人はいないでしょう。では、なぜタバコを吸う人がいるのでしょうか。タバコは「百害あって一利なし」と言われますが、集中力を高める、緊張を和らげる、気分が落ち着くなど、何らかのメリットを感じるので、高いお金を払ってでも喫煙者はタバコを吸うのでしょう。しかし、それらのメリットはすべて幻想であることを、この本は教えてくれます。33年もの間、1日100本のタバコを吸っていた著者の経験談に説得力があり、表紙にあるように、禁煙のためにやることは本を読むだけです。禁煙をするために精神力は要らず、飴やガムなどの代用品も必要ありません。今までいろいろ試してもうまくいかなかった方、いつかは禁煙するつもりだけど先送りになっている方、タバコによる支配から開放されて幸せな人生を送りませんか? (榛原薬局 大河原) |