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健康ブックス

境界性パーソナリティー障害/岡田 尊司

©幻冬舎
書籍名 境界性パーソナリティー障害
著者 岡田 尊司
出版 幻冬舎
価格 760円+税

精神疾患、うつ病にみなさんどのような印象をお持ちでしょうか。一昔前より、この種の病気のしきいは下がり、社会的認知は上がったと思います。しかしまだ偏見が残り正しい理解には遠いのもまた、現実ではないでしょうか。
パーソナリティ障害とは、著者の言葉をかりると『自己を確立するための産みの苦しみである。それは病というよりも一人の人間が、これまで背負ってきたものを一旦清算し大人として生まれ変わり再生するための試練である』とあります。
またこの本の中で、パーソナリティー障害は『困った性格』とみなされている現状を指摘しています。好発期は青年期、男女比は1:4です。困った性格と決めつける前に、このような病気があるという事実を知ってみるのはいかかがでしょうか。もしかすると、困った性格と思ってた人やその家族とまた、違った人間関係が築けるかもしれません。

(おおさわ薬局 田中)